こんな時なのに。いや、こんな時だからこそ。どれだけ時間がかかるかわからないですが、「昔の襤褸から未来の襤褸へ」という作品を始めました。私達は古布を手に入れると、洗って、だいたい解きます。それは他の作品への青写真があるのと同時に、「布をもう一度舞台に立たせる」為に、手を加える刺し子が必要だと思うからです。(ある程度)完成された状態の襤褸&刺し子に手を加えることは、結構珍しかったりします。
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このタイミングで恵子さんから、「とても気になる古布(襤褸)がある。予算的には相当オーバーするのだけど、買っていいか?」と、これまた珍しい事前相談がありました(笑)私達は、詰まる所、刺し子屋です。どんな状況であっても、刺し子屋が刺し子をすることを止めてしまったら、その事業は続きません。なので、だからこそ、この光が透けて見える程の布に、恵子さんの念を重ねてもらうことにしました。完成が楽しみです。
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きっと、刺し子をしていた昔の日本人は、明日の食事さえ確保できないような人達だったかもしれません。不安。心配。でも、生きることは諦めない。プライドも捨てない。家族と共に明日を過ごす。昔の襤褸に「畏怖」という怖さを僕が感じてしまうのは、きっと「生きること」が強く感じられるかもしれません。生きることを強く意識することは、つまりは死も明瞭にしてしまうことなので。恵子さんは言います。「昔の日本人、ご先祖様と気持ちを重ねられるのが刺し子だよ……」と。どんな時でも針を持った、昔の先人に学ぶことは沢山あると思うのです。
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Keiko started a new “Boro-to-be” project, to keep stitching, patching, and mending the Japanese Vintage fabric on another vintage fabric which we can see through the light. The Japanese who practiced in the past may be the people who couldn’t secure the food for tomorrow, yet they did not give up on living & therefore stitched. Sashiko is… therefore… more than stitching for me. The humans are more strong, and more beautiful than we may “understand” now. ☆
2020-03-28 20:15:15

予算的に相当オーバー🤣事前に相談あるってことはかなり❓
完成が楽しみです
👏👏
相当予算オーバーだけど気になる、、恵子さんがそう感じる古布がどう生まれ変わるのかめっちゃ楽しみです😆
インディゴの静けさ , I find something noble about indigo.
Японія, ти прекрасна! Японці, люблю вас !
SOOO beautiful
Can u send bigger foto of patching as you go along? Thank you…