I want everyone to enjoy Sashiko. I really do. Therefore, I share Sashiko Stories that have been filtered out. I want them to know that there are(were) many people behind the word “Sashiko” and “Boro” – which unfortunately got removed out in the big trend by “someone”.
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I strongly remember one phrase: “It is so sad that I cannot make my ends meet by working in my profession”. As our society changes, our needs change. Differences require the shift in “work”. Some may consider it an “unnecessary job” in the change. Some already had lost their jobs in this sadness. HOWEVER, “unnecessary in today’s society” does NOT mean that “their work was meaningless/worthless”. Nothing can change the value of their professions itself – and I hope many would respect those who tried to continue that kind of profession. Sashiko (Boro) isn’t just a marketing term – there are(were) artisans behind the words.
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言葉を大切に生きてきました。言葉に傷つけられ、その傷を言葉で癒して今があります。数えきれない痛みも癒しも忘れられるから前に進めるのですが、同時に記憶の中に忘れようと思っても忘れられない言葉も存在します。
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大学生活も終わりに近付いた頃だったと思うのですが、NHKで見た「ワーキングプア」という番組の中で紹介された、縫製業の仕上げのプレスのお仕事をされている方の言葉が、15年以上経った今でも事有る度に蘇ってきます。「自分の仕事でご飯食べていけられないっちゅーのは寂しいね」。当時は刺し子業に戻るつもりなんて全くなかったのに、この言葉は胸に深々と刺さり、刺し子と向き合う度に一緒に向き合うべき言葉になったのです。
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社会が変わり、生活が変われば、私達が必要とするものも変化します。経済においても「淘汰」という概念は存在し、ニーズが無い所では商売は成り立ちません。極論を言うと。「必要がない仕事」が出てくるということ。客観的に見れば「変化」とか「自然淘汰」という言葉で括られてしまうのでしょうが、その変化の裏には人が存在します。人生を懸けてきた仕事でご飯が食べられなくなる…贅沢をしたいとかじゃなく、生活ができなくなる…寂しいという表現がとても印象的でした。数年後、その課題を主観的に、刺し子という立ち位置からみることになります。「刺し子でご飯食べていけられないっちゅーのは寂しいね」という脳内の言葉と戦い続けた日々でした。結局、力不足で失敗してしまうのだけど。
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英語で刺し子を紹介するようになり、この失敗談に尻尾がつきました。「本当に”自然”淘汰なのか?」という疑問です。刺し子に限って言えば、自然と断言はできない不自然さが散らばっていて、それを回収&改修する作業が私の仕事だったりします。私は過去に生きています。日本での刺し子の未来に対して少し安心することができたからこそ、過去を見つめ直しているんだろうと思います。様々な形に変化する刺し子。その変化は全て正しくて、間違いは存在しません。一点、希望が有るとすれば、「刺し子は昨日今日湧いて出てきた流行ではないことを学び、また先人達の思いを知ってほしい」のです。難しくはないはずです。変化を否定している訳ではないのだから。まだまだ仕事は山積みですが、私はこの仕事(刺し子の紹介)でご飯を食べていくことは不可能だろうと覚悟をしています。寂しさを経験した後だからこそ、残された仕事を片付けたいなと願うのです。
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2022-09-19 07:53:39
❤️
Unfortunately society does not value craftsmanship. It’s cheaper, easier and quicker to replace most things rather than spend the time and money to repair or mend.
必要とする人が少ない=必要ない、ではないと思います。そういう仕事をされている方が生活していけるシステムが出来たら良いのだけど、、なかなか難しいですね。
Thank you for sharing so much✨