Although I am open-minded about the wording of “Sashiko” (please read my insight about Cultural Appropriation in Sashiko in upcyclestitches.com), I am still a big advocate of Japanese “traditional” Sashiko. I enjoy the “Sashiko with free interpretation”. However, what I would like to pass down is the Sashiko the Japanese have been practicing for a long time.
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配信でいつもアホなことばかり言っているので、「あれ、この人は結構自由に刺し子を捉えているのかな?」と思われるかもしれませんが、蓋を開けるとガチガチの保守派です。本音は、「刺し子の伝統を崩したくない」という思いで、恵子さんみたいに遊び心を持てる人に、少し嫉妬をしつつ、ただまぁ自分はこれで良いか……という諦めに似た覚悟を持って刺し子をしています。
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英語で刺し子を紹介する中では少しこの立ち位置が違います。一番の目的は、「日本の刺し子を知って頂くこと」なので、必要以上に「伝統的な刺し子」を押し通す事はせず、「日本の刺し子に対する尊重があれば、どんな手刺繍(手刺し)も刺し子って呼んで良いんじゃない?」という、ふんわりとした場所にいます。インターネットが普及した今、「知りたいことを知る」ことが正義になりました。調べても「自分に不都合な情報」は取捨選択する時代です。「伝統的な刺し子」を押し通しても、他の解釈を探しに行かれるだけ。であれば、「(本来の)刺し子」を伝える為にはどうするべきか。これはね、もう、本物と胸を張れるものを作り続けるしか無いと思うんです。浅薄な甘ったるい解釈を黙らせるような刺し子。そんな作品を、僕はやっぱり日本から作っていきたいなぁなんて思っています。IGから英語の文章を少なくして1週間。日本語で刺し子を考える時間が増えました。英語でイライラしなくなったのも収穫ですが、僕はやっぱり日本人で、刺し子も日本人の方と共有していきたいんだなぁと。なんか今更でこっ恥ずかしいですが、今後も宜しくお願いします。
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「伝統的な刺し子」とは何か……については、過去の配信を見て頂ければ。もしくは質問頂ければ、次回配信で語ります。絶対的な答えはありません。お味噌汁と一緒なので。
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2019-07-27 16:54:25
Incredible stitching!!
「伝統とは何か」の問いは、伝統工芸と言われるすべての工芸に付いて回る問いなのでしょうね。私は別の分野ですが、私も「伝統的でない」と言われることがあります。でも何年やっていてもよくわかりません。秘匿される文化、制約が多い文化は衰退します。急速に拡散される文化も衰退します。品質が伴いませんから。上質なもの、自由なもの、楽しいもの、あっと驚くもの。それを目指してゆけばいずれ一時的な批判は消えてゆくと思います。サシコさん、がんば。